盛岡笑旅⑥ 盛岡土産
ホテルの部屋は窓が大きいのでカーテンを開けたままにして休むと、目を開けて一番に空が見えます。寝たままベッドから空が見えるのっていいですね。

朝食は別に、彼女はホテルでゆっくり和ご飯を、わたしは朝7時半にオープンする「ティーハウス リーベ」に行きました。

まだ人通りも少なく街は静か、光も白く眩しく、澄んだ空気が気持ちよくて、朝の散歩にはぴったりです。「ティーハウス リーベ」は、ジャンジャン麺を食べた「白龍(ぱいろん)本店」のすぐ近く、この辺の地理は、もうばっちりわかっているので、おまかせください。

「ティーハウス リーベ」は、1971年(昭和46年)に盛岡初の紅茶専門店としてオープン、今年で創業54年目、地元も方はもちろん観光客にも親しまれています。お昼過ぎには盛岡を離れるので、訪問できる最後の喫茶店でした。

ここでも一番乗り、1階と2階席がありますが、2階席へ、どこに座ってもいいそうです。

奥には、紅茶のカップとビートルズグッズが色々、ポール・マッカートニーが目立つ場所を占めています。奥様にうかがったら、喫茶店をはじめたきっかけになった亡くなられたご主人が、ファンだったそうです。そのお話をなさる奥様の表情が、かわいらしいこと、きっと仲良しのご夫婦だったのかなぁと勝手に想像していました。


モーニングメニューの中からピザトーストセットを選びました。サラダとリンゴジュース付き、飲み物は紅茶です。
なつかしくて、ふわふわの厚切りパン、ピザトーストって、おいしいですねぇ。

ご主人が一生懸命に、集めていたというティーカップ。ロイヤルアルバートもそのひとつです。

盛岡城跡公園。赤や黄色の紅葉が水面に落ちて波打つ様子は、水の上に織る錦です。

「もりおか啄木・賢治青春館」。ここも旧第九十銀行のあとを利用して、石川啄木と宮沢賢治が盛岡の街で青春を育んだ様子を紹介しています。

ふたりは、時期はすれ違っていますが、同じ盛岡中学校に学びました。当時の盛岡は近代的な洋風建築が立ち始め、モダンな雰囲気が漂う街だったそうです。

宮沢賢治「注文の多い料理店」初版本。


石川啄木、満19歳のときに刊行された処女詩集(初版本)「あこがれ」。

企画展 “啄木・賢治の食と酒Ⅱ” 、この企画が面白くて、啄木と賢治が生きた明治時代の食文化や岩手・盛岡の食事事情について触れながら、作品や日記などに登場する食と酒のエピソードに注目して、2人の人柄や人生をわかりやすく紹介していました。

啄木と賢治の酒についてのエピソードをひとつ。啄木と酒の関係は深く、酒が登場する作品や日記には記載が多く、かなりビールを好んでいた様子。賢治にとっての「一杯」とは、サイダーを飲むことだったそうです。わたしは、文学少女でもなかったので、啄木についてなにも知らず、帰ってきてからネットで検索すると結婚式に現れなかったとか、もろもろありすぎ、一言で言えば、そうとうのクズ、ダメ男中のダメ男だった詩人とまで言われています。笑。


新幹線の中で食べるお弁当を駅で、せっかくなので岩手県製造にこだわりました。昭和初期の掛け紙を復刻した幕の内弁当、漢字が読めませんが、“上等御弁当”です。掛け紙も地味で見逃しがちですが、売店のお姉さんの推しでした。特に玉子焼きがおいしくて、甘いお出汁がじゅわっと広がり、どの味付けも好みでした。


自分用のお買い物。チョコQ助、南部せんべい、鯖缶の水煮と味噌、唐辛子、三代杉、くるみクッキー、季節限定の変わり種南部せんべい。
どこかで流行っているの?チョコQ助。おひとり様5袋まで制限付きで、お試しで1袋。あらっ、チョコもおいしい、お土産分も買えば良かったな。鯖缶はスーパーで購入。陸前高田市の「タイム缶詰」製、手作業で詰め作業と添加物を使用しないで作っているらしく、応援も込めて、食べるのが楽しみです。「ひめくり」で買った漆器はお正月用です。

南部煎餅は子供の頃、父がスキーにいくとお約束で買ってきて、食べるのはそれ以来。自転車でぐるぐるしている時に見つけた「老舗白沢せんべい店」で購入。粉の風味も塩味もくるみもかぼちゃも素朴で、おいしい。大量生産でなく、お店の裏で手焼きされていました。

2023年1月にThe New York Timesが「2023年に行くべき52ヶ所」を発表し、イギリスの首都ロンドンに続く2番目に盛岡市が紹介され、話題になっていましたね。その記事を書いたのが、クレイグ・モドさん。今頃、和訳された記事を見つけ、出かける前に読んでいたら良かったです。クレイグ・モドさんは、盛岡の魅力として、歴史的な和洋折衷の建築が残る街並み、中心市街地を流れる川や城跡公園などの自然、書店や珈琲、喫茶店文化が根付く町であることなどを挙げ、“歩いて回れる宝石の街”だと表現されています。

盛岡に行って良かった。
街が美しいからです。
食事がとてもおいしいからです。
市民が心優しく、がんばっているからです。
自然が街に溶け込むさまに、晴れやかな気分になるからです。
クレイグ・モドさんの言葉です。
たった3日間でしたが、わたしも同じように感じることがありました。誰かが言っていました。盛岡は、エンヤが似合う街だと、また違う季節に盛岡を訪ねてみたいです。
文豪 不適切にもほどがある話: あの傑作のぶっ飛んだ舞台裏!
堀江 宏樹 著

by PASSAGE_4
| 2025-11-24 17:08
| おでかけ
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