盛岡散歩② 喫茶店が似合う街


昼食もすませ、盛岡市内をぶらぶら。
盛岡城跡公園の紅葉も見事、赤の色が際立っている気がします。


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盛岡にはふたつの大きな川が流れていて橋も多い。橋の姿にも個性があり、山を遠くに拝める場所もあります。あちこちに残る歴史ある建物、この街の風景にはいろんな顔がありました。


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河川敷にススキが揺れています。以前、訪れた松本にも街の中を川が流れていました。1年間だけですが、小学生の時に川の近くに住んでいたこともあって川のある風景が懐かしく、とても好きです。


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岩手も熊の出没が心配され、あちこちにカラーコーンが置かれていました。滞在中にも河川敷に熊が出没したというニュースを耳にし、緊張して街を歩きます。


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中津川に中の橋がかかった風景。盛岡市の中心部にあるルネッサンス風の外観の「岩手銀行赤レンガ館」、盛岡の代表的な景色のひとつです。


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いまや世界的に知名度が高い南部鉄器です。この盛岡の代表する伝統工芸品を作るのは、紺屋町に店と工房を構え100年以上の歴史のある鋳物屋の「釜定」です。


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実家にもあった南部鉄器の鉄瓶。ぶんぶく茶釜を浮かべる鉄瓶は、真っ黒で重く、子ども心には、少しも魅力的にうつりませんでしたが、いつからでしょう。とても価値あるものだと気がつきました。


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南部鉄器が紹介される時には、「釜定」の店内にずらりと並ぶ鉄瓶の写真をよく目にします。
「釜定」の三代目は、フィンランド在住経験もあり南部鉄器と北欧の魅力を融合させたような、シンプルでモダンなデザインの物も作られています。


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鉄瓶は、作り手や作られた時代によって意匠などが異なるそうです。いつかは、鉄瓶で沸かした白湯を飲む、コーヒーのお湯を沸かすなどにあこがれますが、やっぱりお値段的に手が出ず、そのうちにと思っているうちにどんどん値上がりしてしまいました。


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クラシックさとスタイリッシュさを兼ね備えたデザイン。


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現代の生活に溶け込む洗練された造形美も感じられる鍋やフライパン、動物をモチーフにしたオーナメントや花器、キャンドルスタンドなどもあります。小犬のオーナメントもテリアっぽくてかわいい。文鎮にもなりそうね。


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あんなに晴れていたのに雨が降ってきました。「釜定」の向かいにあるのは、1816年創業の荒物雑貨店「森九商店」です。岩手の県北や沿岸から届く竹細工・鍋敷き・亀の子たわしなど、日常遣いの生活雑貨が並んでいました。


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籠は少なかったのですが、かんじき、藁靴など雪国ならではの珍しいものがありました。


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友人と一旦別れて、喫茶店「羅針盤」に向かいました。
盛岡で長年愛されていた喫茶店「六分儀」が閉店後、その場所に東京の蔵前でコーヒー豆の焙煎とチョコレート製造を手がける「蕪木」のオーナー蕪木祐介さんが店を引き継ぎ2018年に再オープンしました。蕪木祐介さんが盛岡で過ごした学生時代に通った大切な場所だったそうです。


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内装は「六分儀」の店の雰囲気を残し、奥に深い店内、落ち着いた照明、年季の入ったヘリンボーンの床、前オーナーから受け継いだレコードからシャンソンが流れています。壁は黄色み、今は禁煙ですが、長年の煙草の煙で色がついたそう、店の奥には、柱時計があり、ボーンボーンと時を告げ、とても雰囲気があります。


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インドネシア原産のコーヒーのマンデリンとりんごと生姜タルト。
コーヒーの表現は難しくてできませんが、ミルキーで甘い香りと上質な苦味、とても好みでした。りんごと生姜タルトは、千切りの生姜の風味も生きてカラメルになったりんごのとの相性の良さに驚きました。おいしすぎて、ひと口を小さくちびちび食べます。


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雨が上がって、気がつけば虹が出ていました。旅先で虹に出会うとはうれしい。


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街中の本屋さん。「さわや書店」は、ベストセラーを作り上げたこともある全国でも有名な書店だそうです。本店にうかがいましたが、店頭の一番目立つところにさまざまなタウン誌が並んでいたり、an.anのバックナンバーがアイドルの表紙を見せてずらーっと並び、見せ方がユニーク。店内も岩手出身の作家、岩手が舞台の作品を集めて紹介、郷土愛を感じます。


「六分儀」のオーナーの記事。


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珈琲エッセイを中心とした本のセレクト。
うーん、ツボすぎる。読んでない書籍ばかり、読みたい。


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一旦ホテルに戻りました。外を眺めながら、彼女と待ち合わせした夕食時間まで、しばし休憩します。


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家業とちゃぶ台

向田 邦子 著

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by PASSAGE_4 | 2025-11-19 11:16 | おでかけ | Comments(2)
Commented by corotomo at 2025-11-19 16:57
こんにちは
盛岡散歩、いいですね〜
アインちゃんママの目線で見る盛岡のまち、空気がゆるく流れてるようです。
前の投稿の写真、ほんと紅葉がハッとするほど最盛期。葉っぱが落ちた蔦がからまる歴史ある建物も大好きで、見入ってしまいます。
雪景色になる前の北国の風景、素晴らしいです。

羅針盤!
いい時間を過ごされましたね。
岩手出身の方や、札幌のグリさんが通われて、蕪木さんが引き継がれたお話を聞いた時は、なんて物語があるんだろうと…
行ったことないお店なのに感動しました。

せせ先生が来月福岡でレッスンされる「ecru」は、元々別の場所にあったんですが、3年くらい前にうちと大濠公園の間に移転してきたんです。コーヒーとワインの立ち飲み屋さんで、2階は店主さんの知人が時々料理会や教室として使われてますね。
そうそう、先週土曜日は美瑛から来られたたかはしよしこさんがナポリタンの会を開催。(ファーストラブの初恋ナポリタンです)

最近は、料理教室だけじゃなく、初めての場所や初めての方との食事も「うまく食べられるかな」と緊張感があってグッタリするように…
だから、福岡でも北海道でも、いつもの場所、いつもの人と〜なのです(^^)
Commented by PASSAGE_4 at 2025-11-20 11:54
corotomoさま

こんにちは。
盛岡は魅力的な街でした。
街もコンパクトで、自転車でぐるぐるまわっていたのですが、
ちょうどよいサイズ感、楽しかったです。

紅葉は、最高に美しい時期に伺うことができました。
羅針盤には、物語がありますね。
ご主人が画家だったからでしょうか、内装もヨーロッパの
ようで時を経て美しく育っていました。
いただいた珈琲もケーキも、びっくりするぐらいおいしくて、
また羅針盤にいかないと出会えない気がするほどです。

まぁ、たかはしよしこさんが、初恋のナポリタンを作られたのですか。
おもしろい企画ですね。

coromoroさんのいつもの場所、いつもの人も大切ですね。
大事にしたいです。


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